東京出張に来た兄と
10年ぶりに飲みに行きました。
兄は、
20代の頃から
すでに頭頂部がハゲていて、
体重も100kgぐらいあって、
清潔感がなくて、
毛深くて、
爪水虫もちで・・・。
外見は全くいいところなし。
性格はすごく頑固なB型。
小学校の時に
入りたい!と思った一流企業に
本当に入社するほど
頑固です。
そこで、事務をしていた
兄より背の高い
米倉涼子似のものすごい美人に
果敢にもアプローチして
なんと結婚。
兄の見た目が
あんまりなので、
一生独身だと思っていた兄が
美人と結婚した時は
親戚中がどよめいたものです。
お嫁さんの親族からは、
結婚前に
「本当にこの人でいいのか?」
と本人の前で(なんと失礼な)
言われたようです。
お嫁さん曰く、
トトロみたいで
素敵だったそうです。
(; ゚д゚)
そんな兄は
エンジニアを経て
今では某一流企業の管理職。
さらに出身大学によばれて
時給5000円で講師をしたり、
特許を2つもっていて、
常に臨時収入が入ってくる状態だったりと、
2歳下の私が
足元にも及ばない
遠い遠い存在に
なっていました。
地域活動にも参加して、
運動嫌いだったのに
ジムにも通っているそうです。
さらに、
兄の性格もずいぶん
丸くなっていました。
昔、ケチだった兄が、
飲み屋さんでは
お店で一番高いものを頼んでいいよ!
とお刺身の舟盛を注文。
お会計はすべて兄のおごり。
帰りに東京駅で
私の家族に
お土産まで買ってくれました。
もう兄というより、
50歳で死んだ父が
生き返ったみたいな
錯覚を覚えましたよ・・・。
お嫁さん(←兄と姉がいる)のお母さんの
施設でのお世話も
すべてひきうけているみたいで、
さらに私らの実家の心配も
しなくて大丈夫と言ってくれて、
母の老後は安泰のようです。
なんて頼もしい存在に。
10年ぶりに兄にあって、
経済格差を感じちゃうから嫌だなぁと
少なからず思っていましたが、
そんな思いは消え去りました。
帰りのホームでは、
私の姿が見えなくなるまで
改札のむこうで見送ってくれて、
兄弟のありがたみを感じました。
昔から喧嘩ばかりしていた兄だったけど、
10年ぶりに
兄に会ってよかった。
(* ̄▽ ̄*)
心からそう思えます。
あっちなみに、
兄の頭頂部のハゲは進行していました。
横の方の髪は白髪まじりに。
でもジムで鍛えているのと、
自信のある顏つきで
ハゲていても、
昔より若々しく、
いい感じにみえました!
男って顔じゃないんだなと・・・。
背の高いイケメン風の夫(;・∀・)と
結婚した私は思いました。
まさに美女と野獣の結婚だったけど、
兄のお嫁さんは
見る目があったんだね・・・。